スピルリナには50種以上のさまざまな栄養が豊富に含まれています。まずはスピルリナの栄養成分表をご紹介しましょう。スピルリナ100gあたりの成分分析例です。
※成分データ提供:DICライフテック株式会社
一般成分 |
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ビタミン |
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ミネラル |
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アミノ酸 |
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脂肪酸 |
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色素成分 |
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スピルリナの栄養価が極めて高いのは、生息環境の影響だと考えられています。太古の昔、スピルリナが誕生したばかりの地球にはまだオゾン層は存在していませんでした。
そのためスピルリナはオゾン層でブロックされることなく降り注ぐ紫外線のダメージから自分の体を守るため、さまざまな色素などで自分の体を守ってきたのです。
タンパク質は人間の体の20%を占めていると言われています。
筋肉・内臓・血液・爪・髪・皮膚などなど、体のさまざまな部分を作っている成分です。
人間にとってタンパク質は欠かせないものなのです。
しかしタンパク質は摂取後そのまま体に吸収されるわけではありません。
分子が大きいために小さく分解する必要があります。
そもそもタンパク質はいくつかのアミノ酸が結合し構成されている物質。
そのため体内に入るともとのアミノ酸にバラバラに分解されてから吸収されていきます。
このようにタンパク質を構成するアミノ酸は体にとってとても重要な成分ですが、中には必須アミノ酸のように体内では合成できない栄養素もあります。
スピルリナにはタンパク質も、そしてアミノ酸も両方豊富に含まれている食品です。
タンパク質と同様に五大栄養素に数えられているのがビタミンです。
ビタミンそのものがエネルギー源になることはなく、タンパク質のように体を構成することもありませんが、体の健康を維持するために欠かせない成分です、
実は体が必要としているビタミンの量はけっして多くはないのですが、体内でほとんど合成することができないため、毎日食べ物から摂取し続けなければなりません。
しかもビタミンはとても種類が多いという特徴を持っています。
スピルリナのように栄養豊富な食品から摂取すると、1度に色々なビタミンが摂れて便利です。
ビタミンと同様に現代人に不足しがちだと言われている栄養素がミネラルです。
ミネラルと一口に言っても、これは数多くの無機物の総称で、実際には亜鉛・鉄分・マグネシウム・カルシウムなどさまざまな種類があります。
このミネラルも体内で作り出すことはできない成分。
スピルリナにどんなミネラルが含まれているかを紹介しましょう。
食物繊維は人が体内で消化・吸収することのできない成分です。
そのため食物繊維はそのほとんどが吸収されることなく体の外へと排出されます。
では、栄養素として体に吸収されるわけでもないのに、なぜ食物繊維は体に良いのでしょう。
口にした食べ物が胃で消化され腸まで移動すると、その中で消化されずに残っている食物繊維は腸に存在する腸内細菌のエネルギー源として消費されます。
このとき腸内では腸内細菌によって乳酸や酢酸といった酸が作られ、大腸の中が酸性の環境になります。
乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌は酸性の環境の中で増えていき、腸内環境を健やかな状態に維持するのです。
このように健康維持のためにも積極的に摂取したい食物繊維ですが、充分に摂取しようとすると毎日野菜をたくさん食べなければなりません。
栄養を補助する目的でも、食物繊維の豊富なスピルリナはとても有効です。
スピルリナのサプリメントはそのほとんどが青みの強い緑色をしています。
そのため着色していると思ってしまう人もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。
加工前のスピルリナそのものが、すでに青みの強い緑色をしているのです。
青色や緑色の成分がもともとどんな物質なのかを把握することで不安を取り除くことができるようになります。
スピルリナは栄養豊富ではありますが、ただ単にその数値だけ示されてもどこがどうすごいのかわかりにくい場合もあるのではないでしょうか。
そこで今回はスピルリナとユーグレナとクロレラ、さらには野菜の栄養素の量を比較し、どの成分が多く含まれているかを検証してみました!
スピルリナの豊富な栄養と野菜の違いについてまとめてみました。野菜代わりとしてスピルリナを取り入れようか迷っている方は、その違いに注目です。