食物繊維

スピルリナの食物繊維量

スピルリナにいったいどれぐらいの量の食物繊維が含まれているか、野菜と比較しながら説明します。

食物繊維は健康的な体を作るためには欠かすことのできない成分です。とても重要な役割を果たしていることから、第6の栄養素と呼ばれるほど。多く含まれるほど健康にいいのは言うまでもありません。

スピルリナ レタス さつまいも わかめ
食物繊維
100gあたりの成分例

6.1g

1.1g

2.2g

3.6g

食物繊維を摂取しやすいスピルリナ

食の欧米化が進み、現在の日本人の食事は食物繊維が不足しがちだと言われています。

食物繊維が豊富に含まれている食品と言えば野菜ですが、その野菜も種類によって食物繊維の量に大きな差があります。

また、野菜から食物繊維を摂るためには毎日たくさんの量を食べなくてはならず、なかなか実現しにくいのが現実です。

その点、レタスの5倍以上の食物繊維が含まれているスピルリナは摂取の効率が良く手軽ですね。効率よく食物繊維を摂取できるスピルリナで健康的な体を目指しましょう。

食物繊維の働き

食物繊維はエネルギー源として体で消化・吸収されない成分。種類が2つあり、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」とがあります。

栄養素として吸収されないのに体にとって良い影響を与える理由は、水溶性食物繊維も不溶性食物繊維も腸内でビフィズス菌などの善玉菌のエサとなるため。その結果、善玉菌が増えやすくなり、腸内環境も改善されていきます。

水溶性食物繊維

水に溶けるとゼリー状になり、小腸で栄養素が吸収されていくスピードを抑えます。これよにって食後の血糖値の上昇が緩やかになります。

コレステロールの排出を促す働きを持ち、摂取した食材の消化や吸収を穏やかにしてくれるため体型や体重を気にしている方は積極的に摂取するようにすると良いでしょう。

水溶性食物繊維が含まれる食品の例をあげると、熟した果物やイモ類、キャベツ、大根等の野菜、海藻類(昆布やわかめなど)、麦類(大豆や大麦、ライ麦など)、こんにゃくなどがあります。麦類に関して言うと、中でも「もち麦」は水溶性食物繊維を多く含んでいます。

もち麦に含まれる大麦β-グルカンの働きは世界的にも注目されており、摂取すると健康的な体に導く様々な嬉しい効果が研究されているので、健康な体を目指したい方は是非積極的に摂取してみてくださいね。

とはいえ、水溶性食物繊維をメインに摂りすぎると便秘になってしまう可能性があるため、不溶性食物繊維とのバランスを意識して摂取することが大切です。バランスよく意識しながら摂取することは美しい腸内環境を保つことにつながります。日ごろから栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。

不溶性食物繊維

不要性食物繊維とは、名前の通り水に溶けない食物繊維です。

不溶性食物繊維を含む食品は、「よく噛んで食べなければならないため、あごの成長を促し、歯並びをよくする」と言われています。幼いころから不溶性食物繊維を含む食材をよく食べるようにすることで、きれいな歯並びを保つことができるのです。「よく噛んで食べる」のが大事なことだと分かりますね。

水分を吸収するという特徴があり、腸内で便の体積を増やします。便が増えると大腸は刺激され、排便がスムーズに。さらには有害物質を吸着する効果も持っているため、体内の不要な物質を取り込んで便と一緒に体外へと排出します。こうした作用によって腸内がきれいに掃除され、腸内環境が整っていくそうです。

不溶性食物繊維が含まれる食品の例をあげてみましょう。穀類や野菜、果実、豆類、海藻、キノコ類、甲殻類(カニやエビ)の殻などに不溶性食物繊維が多く含まれています。これらの食品にの共通した特徴は、穴が多く開いておりボソボソ・ざらざらとした食感です。人によっては苦手と感じる人もいるかもしれないですね。

不溶性食物繊維を摂りすぎると、おなかが緩くなってしまう可能性があるほか、他の健康な体作りに必要な栄養素の吸収の邪魔をしてしまう可能性もあります。

通常の食事では多く摂りすぎる心配はほとんどいりませんが、サプリを利用して不溶性食物繊維を摂る場合は注意が必要です。手軽で便利なサプリメントですが、使い方を間違えると逆に健康を脅かす可能性もあります。用法や容量はしっかりと確認して摂取するようにしましょう。

食物繊維と美容の関係性

食物繊維も健やかな体を保つためにとても重要な成分です。食物繊維が腸内環境を整えるということは有名ですね。実はそれだけでなく、美容にも嬉しい効果があるのです。

腸内環境を整える

食物繊維とは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類の総称のこと。食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して膨らみ、腸のぜんどう運動を活発にしてくれます。このぜんどう運動が、便通を促進してくれます。

さらに食物繊維は大腸内で発酵・分解して、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、腸内環境を健やかに保ってくれる役目があります。食生活の乱れや運動不足が重なると、腸内環境が乱れがちに…。そうすると腸内では悪玉菌が増殖し、便秘や肌荒れの原因となります。

腸内環境を整えることは美容だけでなく、健康な体のためにも重要です。ただし、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維はバランスよく摂取する必要があります。

むくみにアプローチできる

食物繊維には便通を促すだけではなく、腸内で水分を吸収しながら、体に溜まった毒素も一緒に吸着して排出してくれる効果があります。体に溜まった余分なものを排出する、いわゆるデトックス効果ですね。

食生活の乱れや運動不足によって腸内環境が荒れると、余分な水分や毒素を排出することができず、体の中に溜めこんでしまいます。これが”むくみ”となって顔や手足にあらわれるのです。むくみは本来の美しさを半減させるだけでなく、血行不良や冷えのもとにもなります。余分な水分や毒素を溜めこまないためにも、日ごろから食物繊維を意識して摂りましょう。

腹持ちが良いから食べ過ぎ防止につながる

前述のとおり、食物繊維は胃や腸内で水分や毒素を吸着して、大きく膨らみます。胃が膨らむと少量のご飯でも満足感を得られやすいので、食べすぎ防止につながります。さらに、食物繊維を含んでいる食材はよく噛んで飲み込むものが多いので、自然と咀嚼回数が増え、満腹中枢が刺激されやすいという点も!

満腹感が得られやすいため、無理な食事制限ではなく、自然な形で食事の量を抑えることができるのは女性にとって嬉しいポイントですよね。

参考サイト

[注1]健康長寿ネット「食物繊維の働きと1日の摂取量」

[注2]松島病院 大腸肛門病センター「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の含まれる食物と効果」