シスチンは体内で合成できる非必須アミノ酸の1種。毛髪や爪などのケラチンという成分に多く含まれています。このページではスピルリナに含まれるシスチン含有量と野菜やその他食材に含まれるシスチン含有量を比較してご紹介。健康的な体作りのために必要なシスチンの特性や摂取するときの注意点なども知りましょう。
スピルリナサプリの1日の摂取目安量は4.8g、野菜の1日の摂取目安量については50gで換算しています。
シスチンは非必須アミノ酸の1種。肉類、乳製品、小麦粉などに多く含まれている成分です。あまり幅広い食材には含まれていないので、肉類を食べるときには野菜も1緒に摂るなど、バランスの良い食生活を心がける必要があります。
(100gあたり)単位:mg(表)
スピルリナに含まれるシスチン含有量と身近な野菜類に含まれるシスチン含有量を比較しました。野菜類の中で最も多くのシスチンを含む唐辛子でも280mg。スピルリナのシスチン含有量と比べると8倍以上の差があります。野菜類にはあまりシスチンが含まれていないことがわかりますね。
単位:mg(表)
先ほどの野菜類のシスチン含有量を1日摂取目安量に換算してスピルリナと比較しました。唐辛子にはやや劣るものの、そこまで大差のないという結果に。これらの野菜類を毎日取ることは困難なので、スピルリナを利用するのが最も簡単であるということがいえるでしょう。
シスチンは美容の面で大きく活躍する成分です。美肌効果があるほか、肌や毛髪を健康に保つ・病気を防ぐといった効果もあります。きれいな肌を目指している方や毛髪をきれいに保ちたい方、健康的な体作りをしたい方は是非積極的にシスチンを摂取してくださいね。
(100gあたり)単位:mg(表)
こちらは野菜類以外の肉類、魚介類、乳製品、果実類それぞれのシスチン含有量とスピルリナのシスチン含有量を比較したものです。この中ではスピルリナが最も多くのシスチンを含んでいることがわかりますが、魚介類であるにしんも他と比べると圧倒的なシスチン含有量となっています。
単位:mg(表)
先ほどの食材を1日摂取目安量に換算した結果、このようになりました。さきほどはスピルリナがダントツで最も高い数値となっていましたが、1日摂取目安量で見るとマンゴー以外、すべての食材がシスチンよりも多いという結果に。ただ、魚介類が最も多いとはいえ、それに固執することなく、しっかりバランスの良い食生活を心がけることが大切です。
1日当たりに必要なシスチンの量は成人の方だと1㎏あたり15mgとなります。例えば、体重が50㎏の場合は750mg、60㎏の場合は900mgの摂取が必要となるということです。シスチンは主に肉類に多く含まれているため、野菜に偏った食生活となっている方は注意しましょう。
シスチンは過剰に摂取しすぎないように注意が必要です。糖尿病の原因になってしまう可能性があるためです。逆に、シスチンが不足していてもだめで、シミができやすくなってしまったり、髪が抜けやすくなったりしてしまいます。適度にシスチンを摂取することが大切です。
普段よく肉を食べている方や健康的な食生活をしている方はシスチンが足りているため問題ありません。しかし、偏った食生活を送っている方はシスチンが足りていない可能性があります。この場合は食生活を見直すほか、スピルリナでシスチンを補うのも1つの方法。手軽にシスチンを摂取することができるためおすすめです。
[注1]わかさの秘密「L-シスチン」