ロイシンは筋肉に多く含まれているアミノ酸の1種。体内で筋たんぱく質の合成を促す働きを持っています。このページでは、スピルリナに含まれるロイシンについて、ロイシンの含有量やロイシンの特性などについて詳しくご紹介していきます。
なお、スピルリナサプリの1日の摂取目安量は4.8g、野菜の1日の摂取目安量については50gで換算しています。
ロイシンは、近年の研究で筋たんぱく質の合成を促す働きを持つことが発見された必須アミノ酸の1種。必須アミノ酸は体内で作り出すことができないため、食材などから取り入れて補給する必要があります。
筋肉の量を増やす働きを持っているため、筋肉を鍛えるときには欠かせないプロテインなどにも含まれています。ほかにも、乳製品をはじめとして、卵類や魚介類、豆類などにも多く含まれているアミノ酸です。
(100gあたり)単位:mg(表)
普段私たちがよく目にする野菜とスピルリナに含まれるロイシンの含有量を比較してみました。こちらはすべて100gあたりに含まれるロイシン含有量です。
野菜の中で最もロイシン含有量の高いのが乾燥ワラビですが、その乾燥ワラビにも4倍以上の差をつけているのがスピルリナに含まれるロイシンの含有量。他の野菜と比べると、はるかに多くのロイシンを含んでいることがわかります。
単位:mg(表)
1日の摂取目安量に換算して比べてみると、スピルリナに含まれるロイシンの含有量は乾燥ワラビや枝豆には劣ってしまうことがわかりました。
ですが、その他の野菜よりは多くのロイシンを含んでいます。毎日野菜のみからロイシンを摂取することはそう簡単ではありません。多量の野菜を毎日継続して食べることは難しいと考えられるので、他の栄養成分も豊富なスピルリナから摂取するのが効率的でしょう。
ロイシンは筋肉の成長に必要不可欠となる必須アミノ酸です。タンパク質の主成分のため、筋肉を強くする効果や持久力・瞬発力を高める効果があります。
筋肉を強くする効果の他には、肝機能向上やストレス緩和、毛髪を健康的な状態に保つ効果なども期待できます。体調がすぐれない方やよく疲れてしまう方、筋肉をつけたいという方におすすめの成分です。
(100gあたり)単位:mg(表)
野菜類以外に含まれるロイシンとスピルリナに含まれるロイシンの含有量を比較してみました。魚介類や肉類に多く含まれるロイシンですが、スピルリナに含まれるロイシンと比べると圧倒的に少ないことがわかります。
単位:mg(表)
1日摂取目安量で見てみると、魚介類や肉類などの動物性たんぱく質が、多くのロイシンを含んでいることがわかります。しかし、スピルリナも牛乳や果実類と比べると比較的ロイシンの含有量が高いです。
ロイシンは1つの食材から摂取するのではなく、さまざまな食材から摂取することをおすすめします。理由は1つの食材にこだわり過剰摂取することによりほかのアミノ酸とのバランスを崩してしまう可能性があるためです。
1日当たりに必要なロイシンの量は体重1kgあたりにつき39mgとされています。体重が50kgの方は1,950mg、体重が60kgの方は2,340mgを目安に摂取しましょう。ロイシンはさまざまな食材から摂取することができるため、偏った食生活を送っていなければ不足することはありません。
ロイシンを過剰に摂取しすぎると、けいれんや発育遅延が起こる可能性があります。これも先ほど言った通り、1つの食材からロイシンを摂取しようとせず、健康的な食生活を送っていればこのような症状が起こる可能性は低くなります。また、発育遅延のリスクがあるため、妊娠中や授乳中はロイシンを多量に摂取しないように注意しましょう。
ロイシンは必須アミノ酸のため、摂取せずに生活することはできません。健康的な食生活を送るように心がけ、幅広い食材からロイシンを摂取しましょう。難しい方はスピルリナサプリからロイシンを摂取するのも1つの手です。
[注1]わかさの秘密「ロイシン」