ビタミンK

ビタミンKの主な働きは、出血時に血液を固めて止血する作用や、骨の形成を促進する作用。特に骨の形成促進作用は医学的にも注目されていて、女性に多い骨粗鬆症の治療薬としてもビタミンKは用いられています。ここでは、スピルリナと他の食材とを比較しながら、ビタミンKについて詳しくみていきましょう。

スピルリナに含まれるビタミンK含有量

ビタミンKは、緑黄色野菜、海藻類、豆類、植物油などに多く含まれている成分。緑黄色野菜のほかにも、納豆や肉類、乳製品などにも多く含まれています。

なお、ビタミンKは脂溶性(油に溶ける性質)なので、食材をそのまま摂るよりも、油で調理してから摂ったほうが体への吸収は良くなります。

スピルリナと野菜類に含まれるビタミンK含有量(130gあたり)

データ出典:日本食品標準成分表(2015年版)七訂

ご覧いただいて分かるとおり、スピルリナ100g中に含まれるビタミンKの量は、他の野菜を圧倒しています。ビタミンKの宝庫として有名なブロッコリーに比べても、100gあたりではケタ違いのビタミンK含有量です。(1)

1日摂取目安量でみたビタミンK含有量

データ出典:日本食品標準成分表(2015年版)七訂

1日あたりの摂取目安量に換算した場合でも、他の食材を超えるビタミンK含有量。これほどのビタミンKを含むメジャーな食材としては、ほかにブロッコリーや納豆、クロレラくらいでしょう。いかにスピルリナに豊富なビタミンKが含まれているかが分かります。

ビタミンKとは

ビタミンKの特性

先にも触れたとおり、ビタミンKの主要な働きは、止血作用と骨の形成促進作用です。中でも特に骨の形成促進作用は有名で、医療現場では、「メナキノン-4」の名で骨粗鬆症の治療薬として処方されるほど。また、ビタミンKには動脈の石灰化を抑える働きがあるなど、今や医療の世界では欠かせない成分の一つとして利用されています。

野菜類以外に含まれるビタミンK含有量(130gあたり)

データ出典:日本食品標準成分表(2015年版)七訂

野菜以外の食材と比較した場合でも、スピルリナに含まれるビタミンKの量は突出しています。1食あたりではなく100gあたりの含有量です。他の食材と比べると、より突出しているビタミンKの含有量が確認できますね。

1日摂取目安量でみるビタミンK含有量

データ出典:日本食品標準成分表(2015年版)七訂

食材ごとの1日の摂取目安量で比較してみても、スピルリナのビタミンK含有量は非常に豊富です。同じ量のビタミンKを他の食材から摂取しようとするなら大量に食べなければいけないため、現実的ではないでしょう。

十分なビタミンKを効率的・習慣的に摂るためには、スピルリナサプリを利用するのが適しているといえるでしょう。

1日あたりに必要なビタミンKの量

1日あたりに必要なビタミンKの量は、成人男性・成人女性ともに150μgです。スピルリナサプリの1日摂取目安量だけで、その半分以上を補うことができる計算となります。

なお、以下「注意点」に該当する方を除き、ビタミンKの過剰摂取は健康に被害を及ぼさないと言われています。毎日、安心してスピルリナサプリを摂るようにしていきましょう。

ビタミンK摂取の注意点

上述のとおり、ビタミンKには血液を凝固させる働きがあります。よって、血液をサラサラにさせる薬(ワーファリン等)を常用している方がスピルリナサプリを摂ると、作用が競合してしまう恐れがあるので注意してください。

ちなみに、ほとんどのスピルリナサプリの注意書きに記載されていますが、ワーファリンなどを服用している方は、スピルリナサプリの摂取が禁忌とされています。同じくビタミンKを多く含む納豆やブロッコリーも、ワーファリンと作用が競合するために摂取禁止とされています。

ワーファリン等を服用中の方がスピルリナサプリを検討する際には、自己判断ではなく、かならず主治医に相談するようにしましょう。

スピルリナで毎日のビタミンKを補おう

スピルリナ以外にも、ブロッコリーや納豆などビタミンKが豊富に含まれている食材がありますが、食事から安定的・習慣的に十分なビタミンKを摂ることは容易ではありません。特にビタミンKは、加齢にともなう膵液や胆汁の分泌量低下によって、吸収量が低下してしまう成分です。いつまでも健康であり続けるためには、常に体内にビタミンKが不足しないよう維持していきましょう。

常に一定のビタミンKを体にめぐらすためには、サプリメントを利用することが一番の近道。ぜひ、スピルリナサプリの摂取を毎日の習慣にしていきましょう。

(1)データ出典:日本食品標準成分表(2015年版)七訂

(2)DICライフテック株式会社「信頼と安心のDICスピルリナ」

 

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