チアシードとの違い

スピルリナとチアシードの特徴の違い

スピルリナ チアシード
分類

藍藻類

種子

らせん状

楕円形

青緑

白または黒

粒の風味

海苔風味

無味

スピルリナとチアシードはどちらも栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高いスーパーフードと呼ばれるもの。同じように高い栄養価を持つ2つのスーパーフードですが、その特徴にはいろいろな違いがあります。

チアシードは、おもに南米で栽培されるチアという植物の種子で、5000年以上前から重要な栄養源として重宝されてきた食品です。見た目はゴマよりも少し小さく、1mm程度。水に入れると中の食物繊維が膨らみ、十数倍の大きさになります。飲み物に入れたり、サラダに混ぜたりして摂取することが多いようです。

一方のスピルリナは、約35億年前からある藻類の一種です。サイズは0.3~0.5mm程度。こちらもジュースやヨーグルトなどの食品に混ぜて摂取します。粉末や生タイプなどさまざまな種類があり、食事に混ぜやすくなっています。

スピルリナとチアシードの成分の違い

同量100gあたりの成分を比較しています。

スピルリナ チアシード
エネルギー

378kcal

494kcal

たんぱく質

67.5g

20g

脂質

6.9g

33.9g

ナトリウム

670mg

0mg

カルシウム

194mg

570mg

49.4mg

7.6mg

カリウム

1740mg

760mg

マグネシウム

292mg

360mg

亜鉛

1.83mg

5.9mg

リン

963mg

860mg

βカロテン

253,000μg

3μg

ビタミンB1

3.39mg

0.97mg

ビタミンB2

0.15mg

0.25mg

ビタミンB6

0.99mg

0.42mg

ビタミンB12

130μg

0μg

ビタミンE

12.3mg

13.8mg

ナイアシン

33.0mg

9.8mg

たんぱく質、ナトリウム、鉄、カリウム、ビタミンB、ナイアシンはチアシードよりスピルリナの方が成分量が高く含まれています。

一方で、エネルギー、脂質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リン、ビタミンEに関してはチアシードのほうが高いという結果に。

チアシードは浸水させるとジェル状の膜ができるのが特徴で、この膜はグルコマンナンという食物繊維を含みます。消化を良くするだけでなく満腹感が持続しやすいため、ダイエットにおすすめだといえます。

スピルリナはチアシードの3倍以上のたんぱく質に優れ、ナトリウムやビタミンB12を含む50種類以上の成分を持っています。また摂取したときに非常に栄養を吸収しやすいので、普段の食事にプラスして栄養バランスを整えたいときにピッタリ。

Spira Style編集部より

スピルリナもチアシードも同じスーパーフードですが、見た目はもちろん成分にも違いがあります。健康維持やダイエット、栄養補給など適した使い方を知って効率よく活用していきましょう。