ケールとの違い

スピルリナとケールの特徴の違い

スピルリナ ケール
分類

藍藻類

野菜

らせん状

青緑

粒の風味

海苔風味

苦味のある風味

青汁の原料として使われているケール。ケールは見た目がキャベツによく似た野菜で、栄養価がとても高いとされているスーパーフードです。その栄養価の高さから「野菜の王様」とも呼ばれています。一方のスピルリナも、「スーパーフードの王様」と呼ばれるほどの高い栄養価を持つ植物。ケールとスピルリナは、見た目も同じような緑色をしているため、その違いが分からずに混同している人も少なくはありません。

一見すると両方とも同じ緑色に見えますが、スピルリナは水に溶かすとフィコシアニンという色素の影響で水を青くする特徴があります。

その他、スピルリナは栄養を吸収しやすいという特徴があるため、冷たい青汁で摂取するケールと違い、温かい飲み物と一緒に飲めます。そのため冷え性の人や寒い冬場でも、体を冷やさずに摂取できるというメリットがあるのです。

スピルリナとケールの成分の違い

同量100gあたりの成分を比較しています。

スピルリナ ケール
エネルギー

378kcal

28kcal

たんぱく質

67.5g

2.1g

脂質

6.9g

0.4g

ナトリウム

670mg

9mg

カルシウム

194mg

220mg

49.4mg

0.8mg

カリウム

1740mg

420mg

マグネシウム

292mg

44mg

亜鉛

1.83mg

0.3mg

リン

963mg

45mg

βカロテン

253,000μg

240μg

ビタミンB1

3.39mg

0.06mg

ビタミンB2

0.15mg

4.7mg

ビタミンB6

0.99mg

0.16mg

ビタミンE

12.3mg

2.4mg

ナイアシン

33.0mg

0.9mg

スピルリナとケールの成分を比べてみると、カルシウム、リン、βカロテン以外の成分以外、スピルリナのほうが圧倒的に多くの成分を含んでいることがわかります。

そのため、不足している栄養の摂取を目的とするのであれば、スピルリナのほうが適しているといえるでしょう。

ただし、体内で骨や歯をつくったり、エネルギー代謝や脂質代謝を働きかけたりと重要な役割を担うリンに関しては、ケールのほうがスピルリナに対して40倍以上の量を含有しています。加えて骨や歯の成分となるカルシウムも含まれており、体を健やかに保つ手助けをしてくれます。

ケールはトータルの栄養成分で見るとスピルリナには劣りますが、カルシウムやリンなどを含んでいることから、健康維持やダイエットに適している食材といえます。

Spira Style編集部より

スピルリナとケールは同じように飲料に含まれている素材ですが、成分や特徴に大きく違いがあります。栄養素の種類や量も異なるので、体調や目的に合わせて適したものを選ぶことが大切です。