長命草との違い

スピルリナと長命草の特徴の違い

スピルリナと長命草はどちらも栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品。同じように高い栄養価を持つ2つの素材ですが、その特徴にはいろいろな違いがあります。

長命草は「ボタンボウフウ」というセリ科の植物。主に四国や九州、沖縄の海岸付近で育ち、牡丹に似た葉と白い花を咲かせます。その高い栄養価から「パワーベジタブル」とも呼ばれ、沖縄県与那国島では伝統料理として長く食されている植物です。
長命草を使用した健康食品には、そのまま飲めるタブレットタイプやドリンクタイプ、パウダータイプなど様々な種類の形状があります。比較的、緑茶や抹茶に近い味なので、ケール（青汁）より飲みやすいという声も多くみられます。

一方のスピルリナは、藻類の一種で昔から地球に存在する植物。その豊富な栄養価から「スーパーフードの王様」として、近年では将来の宇宙食として話題にあがっています。健康食品として注目されており、ジュースに入れたりヨーグルトやドレッシングに混ぜたりなど、他の食品と併せて摂取されることが多いようです。サプリメントの種類によっては海苔の風味がするという声もありますが、無味無臭のものも多く飲みやすいのが特徴です。

スピルリナと長命草の成分の違い

同量100gあたりの成分を比較しています。

長命草はビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養バランスに優れ、特に女性に不足しがちな成分をたくさん含んでいることがわかりました。中でもカルシウムに関してはスピルリナよりも多く、牛乳の約４倍ほどの量が含まれていることが確認できています。

また長命草はポリフェノールを多く含むことも特徴です。ポリフェノールには美肌効果や便秘の改善などの効果があり、健康的な美しさを求める女性にはぴったりな食品だといえます。

一方のスピルリナは、全体的に多くの栄養素を満遍なく含む植物です。スピルリナは、やはり私たちの健康維持に欠かせない５大栄養素をすべて含むスーパーフード。その上、体への吸収も早いため食生活の偏りがちな現代人の栄養補助食品としてとても便利です。

Spira Style編集部より

ドリンクや混ぜ物として使用されるスピルリナや長命草は、成分や味などさまざまな違いがあります。期待できる効果も異なるので、飲む目的に合わせてピッタリのものを選んでください。