花粉症の改善

スピルリナに期待される花粉症へのはたらきについてご紹介！当サイト「Spira Style」ではスピルリナを取り入れた生活提案のために、より信ぴょう性のある情報をお届けするべく薬剤師の井手口直子さんに監修いただきました。

井手口直子さん

薬剤師

井手口直子さん

帝京平成大学薬学部教授の薬学博士。薬剤師、カウンセラーのほか、日本スーパーフード協会理事、メディカルスーパーフードマイスター講師として活躍。
ラジオNIKKEI「井手口直子のメディカルCafé」にてパーソナリティを務める。

花粉症の原因としくみ

花粉症の症状はくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが代表的。いずれの症状も、体内に入ってきた花粉（異物）を排出しようとすることで生じるアレルギー反応です。［注1］

目や鼻から入ってきた花粉は、免疫システムによって「敵」とみなされ、この敵に対抗するための抗体（IgE抗体）が作られます。

この抗体は花粉が接触するたびに作られ、体内にどんどん蓄積。抗体の蓄積量があるレベルを超すと、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンなどの物質が分泌し、花粉症の諸症状を起こすとされています。［注2］

花粉症の話題になると「体の中の器があふれると花粉症になる」という表現を耳にしますが、実はこういうことだったのです。

医療機関での花粉症の治療は、症状を緩和するための「対症療法」と、完治させるための「根治療法」の2タイプあります。

とはいえ、まだ市販薬で対応している方が多いのではないでしょうか。薬に頼りきらず、自宅でできるセルフケアももちろんあります。

スピルリナは、アレルギー発生に2段階で作用することが判明しています。

まず、アレルゲンが体内に入ってこないようブロックするIgA抗体を活性化する働きをします。次に、すでに体内に入ってしまったアレルゲンによって活性化したIgE抗体を、抑制するという働きをします。

また、うれしいことに粘膜の炎症を抑える効果も確認されています。［注3］

つまり、スピルリナはアレルギー症状を起こすIgE抗体を抑え、アレルギーをブロックするIgA抗体を元気にするのです。アレルギー症状である花粉症にも、活躍してくれることでしょう。

まとめ

井手口さんからアドバイス

花粉症をはじめとしたアレルギー症状に効果をもたらすとされるスピルリナは、症状が出ている時だけ摂取するのではなく、日頃から食習慣の1つとして継続的に摂取することで効果を実感できます。

スピルリナで花粉の季節も気持ちよく過ごせるようになるといいですね。