衛生面などについてスピルリナサプリに不安がある方もいるかもしれません。そんな心配を取り除くため「Spira Style」では、スピルリナの研究を40年以上続けている専門家「DICライフテック」からスピルリナの安全性について教えてもらいました。
今井康行さん
DICライフテック商品開発担当
今井康行さん
カリフォルニアの自社ファームでの勤務を経験。DICライフテックのスピルリナ商品の開発・栄養研究を担う。
古代の地球で誕生したスピルリナは、ほかの生物が繁殖しにくいような強アルカリ性の特殊な環境で育ちます。
現代ではそのような環境が自然界に数多くあるわけではありません。そこで培養地として利用されているのが人工池です。
またスピルリナの培養には強力な太陽光を必要とするため、条件に合致した場所として海外で生産を行っているメーカーも少なくはありません。
こうした海外の人工池で、自然に近い状態で培養していることに不安を感じてしまう人も中にはいるのです。
スピルリナは、スポンジのように「何でも吸収しやすい」という特徴があります。
自然の池や湖には、どうしても岩や土の中に人体に有害な金属が含まれます。天然のスピルリナだと、重金属汚染のリスクがぬぐえません。そのため人工で育てる場合はスピルリナの培養池の水の品質に、厳しい管理が必要となるのです。
また、スピルリナは各メーカーごとに使用されている株が異なります。同じスピルリナでも、生産地や株が異なっていると安全性にも成分量にも違いが出てきます。
価格だけで判断はせず、しっかりとした品質管理を行っている商品を選ぶことをおすすめします。
DICライフテックがスピルリナを培養しているのは、東京ドーム8個分という広大な自社ファーム。40年以上培ってきた、スピルリナ培養技術と管理のノウハウをもとに、人工池の水質を保っています。
こうした水質管理のもと、農薬を一切使わずで、自然の力をフル活用した培養を行っています。またDICライフテックの品質管理のこだわりは、人工池だけではありません。
自社ファームでは、スピルリナの培養だけでなく、スピルリナの分離濃縮・脱水・乾燥までの製造工程も。FSSC22000、ISO9001(品質保証の国際規格)、HACCP(総合衛生管理製造システム)、GMP(適正製造規範)といった国際基準を満たす環境で、加工までを一貫して行うことで、安全性に配慮したスピルリナサプリの製造販売に努めています。
スピルリナは、FDA(アメリカ版の厚生労働省)のフードリストにも掲載されている食品です。またWHO(世界保健機関)からも過去に、「興味深い食品であり、豊かな鉄分・たんぱく質が含まれ、子供たちに提供することができる」とのコメントが寄せられています。
すでに数多くの機関がスピルリナには注目しています。こうした事実が広まることで、スピルリナへの不安も少しずつ解消されていくのではないでしょうか。
不安は漠然としたイメージや思い込みが原因となっていることが多いのではないでしょうか。スピルリナに対してもそうですが、そうした不安を取り除くためにはある程度知識も必要。
まだまだ知らない人も多いスピルリナですが、健康に良い栄養がぎっしり詰まっています。スピルリナのことも大勢の人に正しく理解してもらえば、不安感も解消されていくことでしょう。
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