飲み合わせNGの薬がある?

当サイト「Spira Style」ではスピルリナを取り入れた生活をご提案するため、美容と健康の多角的なアプローチを指導してくださるスーパーフードエキスパートに監修いただきました。

スーパーフードエキスパート:高木沙織

高木沙織さん

スーパーフードエキスパート

スーパーフードエキスパート:高木沙織

高木沙織さん

スーパーフードエキスパートのほか、ビューティーフードアドバイザー、ヨガインストラクターなどの資格を持ち、食と美容・健康の多角的にサポート。執筆・イベント講師・メディア出演などマルチに活躍。

自己判断は避けましょう

スピルリナは薬ではありませんが、薬との飲み合わせに注意が必要である場合があります。

持病などがあり普段から薬を服用している人では、服用している薬の種類によってスピルリナ摂取を控えるべき場合もあります。

薬との飲み合わせはスピルリナに限らず、自己判断するのは大変危険です。必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。[注1]

スピルリナと抗血液凝固薬・ワーファリン

スピルリナとの飲み合わせに気をつけなければならない薬として、代表的なものは、「ワーファリン」という血液をサラサラにする薬効をもつ薬で、心筋梗塞の治療や予防に使われています。

ワーファリンはビタミンKにより薬効が弱められてしまいます。

スピルリナには豊富なビタミンが含まれており、ビタミンKも含まれていますので、ワーファリンを服用している場合には、基本的にスピルリナの摂取は控えたほうがよいとされています。

気をつけたい飲み合わせいろいろ

ワーファリンの他にも、抗てんかん薬とビタミンB6、抗がん薬と葉酸、高コレステロール治療薬とナイアシンなど飲み合わせに注意が必要な薬がありますので、ワーファリンに限らず、治療中の病気やそれに伴う服薬をしている人は、スピルリナの摂取前に主治医や薬剤師などへの相談をおすすめします。

ピル(経口避妊薬)との飲み合わせ

女性の中には、月経痛の緩和や月経量の減少、PMSの緩和、月経困難症の治療などの目的で低用量ピル(経口避妊薬)を服用している人もいることでしょう。

低用量ピルは経口避妊薬というものの、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンのバランスを整えることで、女性特有の不調の改善に効果があることから、毎月の体調の管理として服用している女性が多いようです。

そのため、スピルリナを始めてみたいけれどピルとの飲み合わせが心配という声も多く聞かれます。

現在のところ、スピルリナとピルの飲み合わせには問題はないとされているようですが、念のためにピルを処方してもらっている医療機関に相談してからスピルリナ摂取することをおすすめします。[注2]

スーパーフードエキスパート:高木沙織2

まとめ

高木さんからアドバイス

スーパーフードエキスパート:高木沙織2

豊富な栄養素で毎日の健康づくりに役立つスピルリナを安心して安全に摂取するためには、薬との飲み合わせの影響をきちんと確認することが大切です。

持病などの治療やそれに伴う服薬をしている場合は、スピルリナの摂取を始める前に必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

参照元サイト

[注1]厚生労働省「健康食品の正しい利用法」

[注2]特定非営利法人OC普及推進事業団「低用量ピル普及推進委員会」