むくみ予防に効果的な対策とは

朝起きたときまぶたが腫れぼったい、夕方になると脚が重くだるい…それはむくみのサインです。

むくみは多くの女性を悩ませている症状ですが、その原因にはさまざまで、対策もひとつではありません。ここでは、むくみの対策はもちろん、症状や原因についても解説します。

今すぐ対策すべき?むくみチェック

まずは自分がむくんでいるかどうかをチェックしてみましょう。今はその症状がなくとも、「そういえば最近こんな症状があったな…」という方もチェックしてみてくださいね。

上記のチェックに1つでも当てはまる方は「むくみ」の可能性があります。一過性のむくみであればそのうち解消されますが、むくみを放っておくのは危険です。

そもそもむくみの原因とは

むくみの原因はさまざまですが、一過性のむくみの原因としては以下が挙げられます。

たとえば、夜に味の濃いもの・塩辛いものを食べたあとや飲み会の翌日にまぶたが重く腫れたようになることはないでしょうか。またデスクワークで一日中座りっぱなしのときや、空調が効いていて肌寒さを感じながら過ごした日などに脚が重く、だるさを感じる方もいるようです。そういったむくみはほとんどがその日のうちに解消されるものであり、一過性のむくみです。

塩分過多・アルコールの飲みすぎ

塩分が多い食事を摂っていると、体内で塩分が過多となり水分をため込もうとしてむくみが生じます。またアルコールには利尿作用がありますが、体内の水分を尿として排出するため血液の濃度が高くなります。そのため体は血管内に水分を溜め込もうと働きかけ、むくみが生じます。

筋力の低下

むくみというと脚のイメージが強いかと思いますが、それはふくらはぎがポンプ機能を担っているためです。心臓から全身に送り出された血液は、ふくらはぎのポンプ機能によって心臓に送り返されています。そのため筋力が低下するとふくらはぎのポンプ機能も低下し、「静脈内の圧力上昇→血管の炎症→血管の内から外へと水分がしみ出す→細胞外へ水分が溜まる→むくむ」という結果になります。

同じ姿勢を長時間続ける

長時間同じ姿勢でいたり、ハイヒールを履いているとふくらはぎを動かす機会が減り、筋肉の収縮作用も減ってしまいます。そうするとポンプ機能も低下し、むくみへとつながってしまいます。

栄養不足

血液中の水分バランスを保つ役割をもつたんぱく質や、水分の排出を助ける役割のあるビタミン・ミネラルが不足していると体内の水分調節が上手くできず、むくみが生じる可能性があります。

体の冷え

体が冷えやすい環境にいたり、冷え性だったりする場合、血液やリンパ、水分の巡りが悪くなり、むくみが生じることがあります。

慢性的なむくみは病気の可能性も

しかし、一過性ではなく慢性的にむくみを感じている方もいるかもしれません。たとえば一日中むくみが取れなかったり、尿の出が悪い、ちょっとした坂道や階段で息切れがする…などの場合は慢性的なむくみが生じている可能性があります。

慢性的なむくみの原因は心臓や腎臓、肝臓、リンパなどに問題を抱えていることもあります。そのため、「毎日むくみが引くことがない」「急に体重が増えた」「息切れしやすく疲れやすい」などの場合は浮腫の専門外来を受診してみることをおすすめします。

むくみやすい人がいるって本当?

先述したように、むくみの原因はさまざまです。ですがその原因となる行動をとりやすい人=むくみやすい人の特徴はいくつか挙げられます。

いかがでしょうか。多くの方が1つは当てはまるのではないかというほど、現代の人々の生活にはむくみの原因が潜んでいます。とくに女性は男性より筋肉量が少なく、むくみやすい傾向にあるでしょう。

ホルモンの乱れによってむくむことも

女性は男性よりもむくみやすいのは筋肉量以外にも理由があります。たとえば生理中は黄体ホルモンが多く分泌し、余計な水分を溜め込みやすくなります。生理前からむくみやだるさを感じる女性が多いのもこのためです。

また、妊娠中の女性もむくみを感じやすくなります。とくに脚のむくみが生じやすく、約3割の妊婦さんがむくみを実感しているといわれています。

どんなむくみ対策がおすすめ?

塩分やアルコールの過多に注意する

味が濃く塩分の多い食事は美味しく感じるものですが、塩分の摂りすぎには注意しましょう。とくに日常的にカップラーメンやジャンクフードなどを食べる習慣のある方は栄養バランスも偏りがち。アルコールも過剰摂取は控え、適量を楽しむようにしたいものです。

運動する習慣をつくる

筋力低下を避けるために、日ごろから運動する習慣を持っておきましょう。散歩やジョギングなど、全身を使う運動がおすすめです。

長時同じ姿勢を続けず、合間に体を動かす

長時間のデスクワークや運転などは下半身をほとんど動かしません。血流が滞る原因になりますので、数十分に1度歩いたり体を伸ばすようにしましょう。あまり動き回れないときは、立ち仕事ではかかとの上げ下げをしたり、座っているときは足首を曲げ伸ばすなどのエクササイズを行いましょう。

栄養不足もむくみの原因。たんぱく質やビタミン、ミネラルをしっかり摂取しよう

日々の栄養不足もむくみの原因となります。毎日の食事をバランスよく摂ることでむくみを予防しましょう。とくにたんぱく質・ビタミンB群・カリウムが不足すると水分のコントロールが上手くできなくなります。肉や魚、豆類、アーモンドや野菜、果物類など、さまざまな食材を摂取することで十分な栄養を摂取できるでしょう。

むくみ対策にはスピルリナで効率よく栄養摂取がおすすめ

スピルリナにはたんぱく質やビタミンミネラル、食物繊維などさまざまな栄養が豊富に含まれています。スピルリナパウダーを使えば日々の食卓メニューにひと手間加えるだけで摂取できますのでおすすめ。忙しくて毎日のメニューを細かく考える暇がないときにも役立ちます。

もちろん栄養摂取以外にも、運動や食事内容の見直しなど根本的な改善が大切ですが、現代の食生活ではバランスのよい栄養摂取は簡単ではありません。スピルリナを取り入れ、むくみ対策のひとつとして効率よく栄養補給してみてくださいね。