疲れが取れにくくなる原因はさまざまです。充分に休養や睡眠を取っていない場合や、運動不足や食事の偏りも疲れが取れない原因になります。
先頃、厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」によって、年齢の若い人ほど食事の栄養バランスが偏っていることが判明しました。特に20代から30歳代の女性は、タンパク質を始めとした摂取量が60代の人よりも少ない傾向が見られます。
タンパク質を構成している成分アミノ酸の中でも、特にバリン・ロイシン・イソロイシンは「BCAA」と呼ばれ、疲れの原因となる乳酸がたまるのを抑え運動する際のエネルギー源としています。しかしタンパク質が不足しがちだとこうしたアミノ酸の働きも低下し、疲労が蓄積されていってしまうのです。
皆さん、「新型栄養失調」という言葉をご存知ですか?
新型栄養失調とは三食きちんと摂っているのに、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの不足で起こる症状です。別名「隠れ栄養失調」とも呼ばれており、外見からはわかりにくいという特徴があります。
新型栄養失調になりやすい食事のパターンは、「炭水化物と脂質の過剰な摂取」と「偏食」と「タンパク質不足」です。
特に忙しい人にありがちなのが、炭水化物と脂質の過剰な摂取による新型栄養失調です。インスタント食品やコンビに弁当、ファストフードやラーメンを中心とした食生活によって起こります。
偏食はダイエットによるケースが多く、特定の食物を抜いたり、逆に特定の食物だけを単品で摂り続けることによって新型栄養御失調に陥る傾向があります。
タンパク質不足は健康志向になるあまり極端に野菜だけを摂っていると陥りやすくなります。肉や魚、大豆などのタンパク質が不足してしまうためす。
新型栄養失調はなかなか自分では気づかない症状です。何だか疲れが取れないと思ったら、一度疑ってみてはいかがでしょうか。
新型栄養失調の対策としては、とにかく栄養バランスに富んだ食生活を送ることが大事です。
多忙な現代社会人にとって栄養バランスに富んだ食事を、規則正しく毎食摂るのは難しいことも…。サプリなどを上手につかって手軽に栄養を補給するのがおすすめです。
特におすすめしたいのがスーパーフードのスピルリナ。タンパク質を主として、食物繊維やビタミン、ミネラルなど六大栄養素をバランスよく含む食材です。50種以上の栄養素をギュッとつめこんだスピルリナを取り入れて、ぜひ食生活を見直してみましょう。